世田谷でおでかけ
世田谷「豪徳寺」のまねき猫の大群は必見!由緒あるお寺で福を招こう
豪徳寺駅から、さまざまなお店が立ち並ぶ昔ながらの商店街を歩いて15分。線路沿いを歩いて、広大な寺の敷地をぐるっと回ると、豪徳寺の入口があります。 豪徳寺には「人を招いて福をもたらしてくれる」という「招福猫児(まねきねこ)」がたくさんまつられていて、その様子は圧巻!どんな猫なのか気になって、晴れた日の昼下がりに豪徳寺を散歩してきました。
異世界に連れて行ってもらえそうな「豪徳寺」の山門
ここが豪徳寺の入口にある「山門」です。
住宅街に突如現れる立派な門は、私たちを異世界へ連れて行ってくれそうな存在感があります。
それもそのはず。山門の扁額には「碧雲関」という文字が書かれており、「外の世界と境内を隔てるために建てられた門」を意味するのだそう。辺りには人気がなく、厳かな雰囲気でした。
豪徳寺の三重塔
中に入ってすぐ左を見ると、「三重塔」がありました。
こちらも中々の存在感!境内は緑豊かで、お寺の建造物と自然の調和が素晴らしく、歩いているだけでリフレッシュできます。
まるでどこかに旅行に来たような気分。
いろいろなところにまねき猫!
まねき猫のイラストがかわいらしい豪徳寺の絵馬
境内を散策すると、みんなの願いごとが書かれた、たくさんの絵馬がかけられていました。
絵馬は、まねき猫のイラスト入りです。
直筆で書かれたみんなの願いはどれも切実。どの願いも叶うといいなぁ。
招き猫がデザインされた自販機
境内に設置された自動販売機にもまねき猫が!
豪徳寺のまねき猫が小判を持っていない理由
それにしても、豪徳寺のまねき猫は右手に小判をもっていませんね。
気になって調べたところ、その答えが豪徳寺の公式サイトに載っていました。
“招福猫児は、人を招いて「縁」をもたらしてくれますが、福そのものを与えてくれるわけではありません。
人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第。
報恩感謝の気持ちがあれば、自然とその人のもとに福が訪れる”
引用:豪徳寺公式サイト
この教えから、小判を持たず右手だけをあげているのだそうです。
「縁を活かせるかは自分次第」。
大切な教えですね!
社務所ではまねき猫グッズが購入できます
こちらが社務所です。まねき猫が笑顔で招いてくれています!ここでは、まねき猫の置物や、お守りなどを買うことができます。
大きさの違うまねき猫が8種類も!
大きさの違うまねき猫がたくさんいて、かわいいですね!
豪徳寺のまねき猫は、願いを込めて家に持って帰っても良し、願ったあとにここに奉納するも良し、叶ったら奉納しに来ても良しだそうです。
願いごとは、どのようなことでもいいのだとか。ただし、あれもこれもはだめです。一人が一匹に対して一つまでなんだそうです。
社務所の方にお話を伺うと、僕がここに来る少し前に、全種類買っていった方がいたみたいです。
コレクションしてしまいたくなるほど、どの大きさも本当に魅力的ですよね。
奉納所には、まねき猫の大群
こちらは、豪徳寺の境内にある「まねき猫の奉納所」です。
ズラリと並んだまねき猫が圧巻ですね!中には色あせたまねき猫もありました。
きっと、この場所で何年も福を招き続けてきたのでしょう。
豪徳寺にまねき猫がたくさんいる理由
それにしても、なぜ豪徳寺でまねき猫の伝説が生まれたのでしょうか。
豪徳寺の公式サイトによると、きっかけは一匹の猫が、殿様を寺へ招いたことだといわれているそうです。
“ある日、この地を通りかかった鷹狩り帰りの殿様が、お寺の門前にいた猫に手招きされ、立ち寄ることに。寺で過ごしていると、突然雷が鳴り雨が降りはじめました。雷雨を避けられた上に、和尚との話も楽しめた殿様は、その幸運にいたく感動したそうです。それが彦根藩主の井伊直孝でした。豪德寺は、直孝に支援され、寛永10年(1633年)に再興しました。”
引用:豪徳寺公式サイト
豪徳寺は彦根藩の菩提寺で、先祖代々のお墓があります。そういった縁で、猫の伝説が生まれたんですね。
豪徳寺のまねき猫を買ってお願いごとをしよう!
豪徳寺の境内を散歩して、かなりリフレッシュできました。奉納されているまねき猫の大群は、見に行くだけでも価値があります。
もちろん、願いごとがある人は、社務所にも行ってみてください。大小さまざまなまねき猫たちが、福を招いてくれるかもしれませんよ。