世田谷でおでかけ
【閉店】経堂の「手打蕎麦 福本家」で本格手打ちそばとゆっくりとした時間を楽しむ
経堂のすずらん通り商店街にある「手打蕎麦 福本家」は本格手打そばをゆっくりと味わい、楽しむことができるお店。 本格手打そばに舌鼓を打ちながら、誰にも邪魔はさせない自分だけのゆっくりとしたぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
これぞ和と洋の融合!外観はレトロなたたずまいの「手打蕎麦 福本家」
「手打蕎麦 福本家」へ向かうには、経堂駅北口のすずらん通り商店街の中を進んで行きます。
商店街に面しているので見つけやすいとは思われますが、右に左にとさまざまなお店がありつい目を奪われてしまいます。見落とさないように注意しましょう!
3分程度歩くと右手に、茶色いレンガ調のお店が見えます。
外壁は洋風な感じですが、そこにはドアではなく引き戸やのれんといった和のテイストが合わさっています。
しかし、見事に調和がとれており、どこか懐かしさを感じる店構えになっています。
手書きのメニューも良いアクセントになっていますね。
おそば屋さんということもあり、のれんがかかっています。
のれんにも堂々と、「手打 蕎麦」の文字が!
ののれんをくぐった先は…「手打蕎麦 福本家」はまるで旅先にあるお店!
のれんをくぐり、戸を引きお店の中へ。
すると、目の前には奥行きのある空間が広がっています。入店前には想像のつかない広さでびっくりです。
テーブル席は6つほどなので、隣の席との距離も確保されています。そのため、店内全体がゆったりとしていて開放感を感じます。
壁の色はベージュや抹茶色で、腰板も貼られています。黒いタイルの床は店内全体の空間をぐっと締めているようです。街の騒がしさを感じさせない、落ち着いたお店です。
「手打蕎麦 福本家」の明るく気持ちのよい接客と穏やかな時間
席に座ると、店員さんがメニューとお茶を持ってきてくれました。
おそばには手打ちと機械打ちの2種類があることを説明してもらえます。「おそばが好きなら手打ちがいいですよ。」とおすすめもしてくれます。
これは手打ちそばしかないと思い、手打ちの天ぷらそばにすることにしました。
注文を終え提供されたお茶をすすり、辺りを見渡してみると先客が一人、ゆっくりと新聞を読んでいました。
店内に置かれたテレビではお昼のワイドショーが流れていましたが、目の前の空間は静かで穏やかでゆっくりとした時間そのものです。
手打ち 天ぷらそば 900円
待つこと約15分。
天ぷらそばが運ばれてきました。
不思議と長く待たされた感覚はなく、漂う空気感に癒されていました。ちなみに、機械打ちを選ぶともう少し早く提供されるそうです。
見るからに温かそうな湯気と、豊かなだしの香りをまとい提供された天ぷらそばの真ん中には、大きなエビの天ぷらがのっています。
その他の具材は、ほうれん草と小皿に入った別のせのネギ、といたってシンプルです。
シンプルにすることで、そば本来のよさをより引き立たせるようにしているのかもしれませんね。
つゆは一口すするとどこか懐かしいようなほっとする味わいで、しっかりとしたしょうゆの風味が感じられます。だしの香りが鼻から抜けます。
昔からの製法で、本みりん、しょうゆ、鰹節、昆布のみを使い砂糖は一切使わないそうです。
なんだか、体も喜びそうですね。
手打ちそばは手打ちというだけあって、麺の太さがややバラバラです。
平均2mmくらいでしょうか。この太さの異なる麺が、ちゃんと手打ちなんだと思わせてくれますね。
卵をつなぎにしているそうで、素朴な手づくり感が伝わります。
大変おいしく、つゆもすべてたいらげてしまいました。残ったのは、エビのしっぽだけでした!
小皿に入ったネギを全部入れた後には、こんな文字が!
大満足な「手打蕎麦 福本家」の手打ちそばと雰囲気を堪能
今回は、「手打蕎麦 福本家」をご紹介しました。
そばだけでなく、接客やお店の雰囲気も楽しんでみてくださいね。
ぜひ一度、訪れてみて欲しいお店です。