世田谷でおでかけ
豪徳寺の住宅街にたたずむ書店「七月堂古書部」でほっと一息を♪
豪徳寺の魅力は商店街から少し入った住宅街にも、雰囲気あることすてきなお店が点在しています。 今回は、そんな豪徳寺の住宅街にある書店をご紹介。まるで隠れ家のような「七月堂古書部」は、ほっと一息をつけるそんな憩いの場所でした。
豪徳寺の住宅街に突然現れる本屋「七月堂古書部」
招き猫で有名な豪徳寺がある小田急線豪徳寺駅。
駅前の通りに沿って広がる商店街には、オーナーの代替わりに伴って新しいお店が続々とオープンしており、最近では大手メディアにも盛んに取り上げられるほどになっています。
商店街を横目に豪徳寺駅から南の方に歩き始めると、すぐに閑静な住宅街が広がっています。
駅が近いにもかかわらず、まったく騒がしさがなくて落ち着きと静けさが感じられます。
そしてさらに南下していくと、突然「本」の文字が書かれた看板が目に入りました。
ここが今回お邪魔する「七月堂古書部」。本の出版や企画、販売を手がける印刷所「七月堂」に併設された古書店です。
静かな住宅街の中にポツンとたたずんでいるので、最初は驚かれる方もいるかもしれません。
しかし、レンガ造りの壁や建物前に置かれた椅子やぬいぐるみなど温かみにあふれており、訪れる人を歓迎する雰囲気が伝わってきます。
「七月堂古書部」は外にも本がずらり!
こちらは、お店の前に並べられた古本たち。
こうやって外に本が並べられていると、まるで古本市に来たかのようで気持ちが高まりますね。
私が本を眺めている間にも、地元の方でしょうか。
通りかかった方たちが本を手に取って談笑されていました。
おしゃれでゆったりとした空気が流れる「七月堂古書部」の店内
一通り本を見たところで、さっそく店内に入っていきます。
「七月堂古書部」の扉を開けると、ずらりと並べられた本たちがお出迎えをしてくれます。
正面の壁にはすてきな月とトナカイ、本を読む人などが描かれており、まるでここが外界とは離れた異世界であるかのように錯覚してしまいます。
じっくりと本の世界に浸ることができる。まさに隠れ家のような空間です。
「七月堂古書部」は古本から新刊、多種多様な本がそろっています♪
玄関を通り過ぎると、そこでもまた所狭しと並べられた本たちが目に入りました。本に囲まれたこの光景は、本好きにとっては宝の山でしょう。
また、店内に優しく流れる音楽と温かい照明が、和やかな雰囲気を演出してくれています。
手前には主に古本があり、入って正面には新刊の詩集、お店の奥には詩関連の本に加えて料理本など多種多様なジャンルの本が並んでいました。
温かい人柄の店主さんとのおしゃべりが楽しい!
この日は、居心地のいい雰囲気についつい長居をしてしまいました。もうすべてての棚に目を通したことにはたと気付き、いそいそと本を持ってレジへ向かいます。
お会計をしてくれたのは、店主の女性。
とても親しみやすい方で、書店やこの付近の情報について、いろいろと教えてくれました。
こういった方がいるからこその、この温かい空気感なのかと感じます。
また、店内では本以外にも、「七月堂」オリジナルグッズや各種雑貨なども販売していました。
創業50周年を機に打ち出しているさまざまな施策の一環とのことで、そのセンスあふれるグッズの数々に、筆者も思わず頬が緩んでしまいました。
「七月堂古書部」に立ち寄った後は豪徳寺商店街を散策してみよう
ほっこりとした気持ちで「七月堂古書部」を後にしたら、駅まで豪徳寺商店街を通っていくのもおすすめです。
駅から豪徳寺への通り道ともなっているこの商店街は、新しいお店のオープンや豪徳寺への観光客の増加に伴って歩く人が急増中。この日も、たくさんの地元の方や観光客の方が楽しげに歩いていて、非常に活気を感じました。
この商店街にはとてもフレンドリーな方が多いというのが、筆者の印象です。訪問するだけでお店の方と仲良くなれることもあるかもしれません。
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「七月堂古書部」は時間を忘れて過ごせる町の本屋さん
「七月堂古書部」は、世間の騒がしさから離れて本の世界に浸れる、隠れ家のような書店でした。また、昔懐かしい町の本屋さんのようでもありました。
都心に近いながらも住宅街の広がるこのエリアには、「七月堂」のようなホッと一息をつける居場所を求める方が多いのかもしれませんね。
皆さんもぜひ一度「七月堂古書部」を訪れて、時間を忘れて本に没頭してみてはいかがでしょうか!