世田谷でおでかけ
山下駅の住宅地にある身体にも心にもやさしく美味しいヴィーガン料理とサービスで満たされるカフェ「unkimika(アンキミカ)」
身体が喜ぶヴィーガンメニューがいただける「unkimika(アンキミカ)」さん。優しい時間が流れる店内で、お野菜たっぷりの大満足ランチをいただいてきました。
unkimikaは世田谷線山下駅から徒歩3分
「unkimika (アンキミカ)」さんは、住宅地の中のマンションの1階にあるカフェです。
素朴な木に白い文字で「unkimika」とかいてある看板が目印です。
マンションの横の木枠のガラス扉を開き、様子をうかがいながら入ってみると中から「いらっしゃいませー」と、女性のおだやかな声が出迎えてくれました。
席数は10席から15席くらいあります。
訪ねた日はほぼ満席でしたが、運良く奥の窓側の席に通していただきました。
壁は漆喰塗りの素朴な白です。店内は優しい木材の香りがしていて、椅子やテーブルもとても心地良く感じました。
お肉もお魚も乳製品も使わない!お腹も心も満たされて身体に優しいヴィーガンランチ
席につき落ち着くと、ご年配の女性が「どうぞ」と、お水とメニューを持ってきてくれました。
私はスープとアイスコーヒーのセットメニューを注文しました。
運ばれてきて驚いたのは、サラダの大きさ!かなり大きいです。色とりどりの野菜たちがきれいに盛られています。
ていねいに握られた玄米のおにぎりと、キノコの小鉢もセットに入っていました。
そして、メインのスープ!この日は「カブのポタージュ」でした。
まずは、スープを一口いただきます。口当たりはなめらかで、カブの甘みがとてもおいしい。
サラダにかかっているドレッシングは甘酒をベースにつくられています。野菜はシャキシャキとした歯ごたえがあり、新鮮です。
自分で海苔をまいて食べる玄米のおにぎりは、塩加減がちょうどよく、いくらでも食べられます。キノコも箸休めにちょうどよい味付けです。
ヘルシーなのに、お腹にも目にも舌にも満足な内容です。
食後に運ばれてきたコーヒーは三軒茶屋にあるコーヒーショップ「OBSCURA COFFEE ROASTERS」さんのもの。口の中でおいしい余韻が続くコーヒーです。
日常を少しやさしくおだやかに過ごせる
アンキミカさんは、調理を娘さん、サービスをお母さんが担当されています。
だからなのか、アットホームな雰囲気で、一人でも居心地がよく心から落ち着けました。
店名についてる「UN」にはその後に続く言葉を「いったんほぐす、ほどく」という意味があります。
これは「それぞれがもつ価値観や常識など、ついついとらわれがちになってしまう考え方を、おだやかに力を抜いてほぐしてみてほしい」という願いからつけられたそうです。
時間に追われ、情報に振り回されがちな現代を生きる私たちに「ほんとに必要なものはなに?」と、思い出させてくれる場所だなと思います。
「unkimika」ではものづくりのワークショップも。地域のひとたちや自然のつながりを大切に
ランチタイムも過ぎたころ、店内が落ち着いてきたので、お店の中を見せてもらいました。
入り口の横では、オーナーがセレクトしたこだわりの食材や自然に優しい洗剤、手づくりの食器などが販売されています。
レジの前に置かれてあったのは、手作りのグラノーラ。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトにいれたり、お菓子にそえても良さそう!
また、月に一度おしゃべりカフェといって、地域の仕事をしている方たちと住んでいる方たちが気軽に話し合える場もあるそうです。
今までの考えにとらわれず、新しい考えをとりいれ、自分にも人にも丁寧にやさしくするのが一番大事だなと思わせてくれるカフェでした。
ゆったりとした時間を過ごしたいときは、ぜひこちらのお店を訪れてみてくださいね!