世田谷でおでかけ
“サザエさんねぶた”が見られる!「桜新町ねぶた祭」で青森の本格的なねぶたの迫力に圧倒!!
9月に行われる「桜新町ねぶた祭り」では青森の本格的なねぶたを楽しむことができます。特に、「サザエさん」の作者・長谷川町子先生とゆかりの街である桜新町だからこそみれる「サザエさんねぶた」の山車灯籠(だしとうろう)は必見です!
「桜新町ねぶた祭」って?
毎年9月に、世田谷区の東急田園都市線「桜新町駅」周辺で開催される「桜新町ねぶた祭」。
交流のある青森市から毎年届く本場のねぶたに加え、サザエさんが描かれた山車灯籠(※以下「山車」)が登場する”サザエさんねぶた”が楽しめるお祭りです。
そもそもなぜ桜新町でねぶた祭が行われているかについて、桜新町商店街公式HPに記載がありました。
なぜ、東京・世田谷でねぶたなのかというと、はじめて桜新町でねぶたまつりが開催される6年前の1998年。桜新町商店街は、全国の商店街でいち早くホームページを作成しました。その時に視察に来ていたのが青森県浪岡町商工会でした。
その視察をキッカケに互いに交流が始まり、2004年に桜新町商店街の50周年を記念して青森県浪岡町(現:青森市・藤崎町)からねぶたを誘致することになったのです。
引用元:桜新町商店街振興組合
「桜新町ねぶた祭」の一番人気!“サザエさんねぶた”
このお祭りの特徴は何といっても、『サザエさん』と縁の深い桜新町だからこそできる”サザエさんねぶた”の運行!アニメから飛び出してきたようなサザエさんが描かれた山車は、老若男女に大人気です。
ねぶたの絵柄は毎年変わるので、「今年は波平かな?サザエさんかな?誰が描かれるんだろう?」とワクワクが止まりません♪
一緒に踊れる!“ハネト”の募集も
また、ねぶたの周りで踊る”ハネト”という踊り子も、参加券を買えば一般からも参加でき、青森の本場に最も近いねぶた祭をさらに楽しむこともできます!ハネトの衣装の貸し出しもありますよ。
駅前の特設ステージでは、都立深沢高校の軽音楽部や和太鼓部の演奏、地元で活躍されている方たちのパフォーマンスを見ることもできます。
メイン通りが歩行者天国に♪「桜新町ねぶた祭」の開催日時・場所
2024年の開催日時
2024年9月21日(土)
15:00~21:00
2023年の開催日時
2023年9月16日(土)
ねぶた運行のタイムテーブル
行事 | 開催時間 | 場所 |
---|---|---|
歩行者天国 | 15:00~21:00 | サザエさん通り 桜新町駅前通り |
ねぶた | 19:00~20:00 | サザエさん通り 桜新町駅前通り |
メインの開催場所は、サザエさん通りと桜新町駅前通り
ねぶたの運行と出店・屋台の多くは、サザエさん通りと桜新町駅前通りがメインで、15~21時まで歩行者天国になります。いつも車通りの多い道が歩ける不思議な感覚♪
ねぶたの運行は、19時から桜新町交番前をスタートして徐々に始まります。
その他にもセレモニーや、駅の西口や南口にステージが設けられて催しものも行われますよ。
東京都世田谷区桜新町1 サザエさん通り
ねぶたのコース
ねぶたは桜新町交番の前から、サザエさん商店街を北に抜け、桜新町駅前通りのピーコックのあたりまで進み、またUターンして交番側まで戻っていきます。
道沿いで見ることになりますが、スタートしてから駅前までぐるっと1時間かけて回ってくれるので、どこからでもきれいに見ることができるのでご安心ください♪
オープニングセレモニー会場の場所とスケジュール
ねぶたの運行前に、オープニングセレモニーが桜新町交番前で行われます。セレモニーにはサザエさんと波平が駆けつけてきてくれました!
行事 | 開催時間 | 場所 |
---|---|---|
オープニングセレモニー | 18:40~ | 玉川警察署 桜新町交番前 |
東京都世田谷区桜新町11-30-13 警視庁玉川警察署桜新町交番
特設ステージの場所とスケジュール
桜新町駅の西口と南口には、地域の方の催し物が開催される特設ステージがあります。
桜新町駅西口ステージ辺りのスケジュール
行事 | 開催時間 | 場所 |
---|---|---|
バレエ、バトンなどの披露 | 15:30~18:00ごろまで | 西口ステージ |
東京都世田谷区桜新町2-10付近
桜新町駅南口ステージ辺りのスケジュール
行事 | 開催時間 | 場所 |
---|---|---|
軽音や和太鼓などの演奏 | 15:30、17:00 | 南口ステージ |
東京都世田谷区新町2-37 ピーコックストア前付近
ねぶたのパレードは迫力満点!
ねぶたのパレードが始まる前には、皆さん商店街の左右の道に移動し、ねぶたを見る場所を確保していました。
筆者はサザエさん通り入ってすぐ右の道で立っていましたが、道もかなり狭く、商店街自体も小さいのでかなりの人混みでした。
暗くなった19時にパレードが開始!
交番の方からゆっくりと、ぼんやり光ったねぶたが現れたときに観客からは歓声が上がりました。近づけば近づくほど光が大きくなり、目の前に現れたときには迫力満点!
それもそのはず、横幅が5メートル程度、縦は3メートル程度の人の何倍もの大きさです。
“羅生門”と描かれたねぶたは、大人でもちょっと怖いくらいのビジュアルです。
ぼーっと見ていると、ねぶたがこちらに傾いてきて、びっくりします!これもねぶたのパフォーマンスの一部。
“サザエさんねぶた”も色鮮やか
少しすると、一番の目玉である桜新町のねぶた祭でしか見れないサザエさんねぶたが2基来ました。アニメでも見たことあるようなサザエさんのワンシーンがねぶたになっています。裏表で違う柄なので4種類の絵が楽しめます。
特にお気に入りだったのは波平が怒っているねぶたです!「ばかもーん!」と聞こえてきそうな迫力です(笑)
ハネト参加も復活!
ハトネの一般参加も、2023年から復活したとのことで、ねぶたとねぶたの間で踊り子さんたちがたくさん踊っていました。
カラフルな衣装を纏ったハトネの中に、飛び入り参加された方や子どもたちも混じり、威勢のいいかけ声が商店街全体に響き渡ります。
参加券を購入した人は、中学生以上だと事前にハトネの衣装の着用が必須です。1着3,000円で商店街事務所にてレンタルも行っているそうで、イベントの当日に区民集会所で着付けをしてくれます。小学生以下は浴衣、甚平で参加して大丈夫ですよ。
「桜新町ねぶた祭」の歩行者天国に並ぶ屋台や出店
サザエさん通りと桜新町駅前通りは15時から歩行者天国になって、通りに面したお店が模擬店を出しています。
よくある夏祭りのテントでの出店とは違い、商店街のお店が店頭で食べ歩きできるものを販売している感じです。焼き鳥屋、焼きおにぎりなど商店街のお店グルメを食べることができますよ。
そのほかにも、ねぶたの本場である青森の物産展や、サザエさんに関する商品も販売していました。
桜新町と『サザエさん』の関り
世田谷区桜新町は、『サザエさん』の作者の長谷川町子さんが生前住んでいた町です。桜新町には駅にもサザエさんのマークやサザエさん像があり、商店街のお店にもたくさんのサザエさん商品が並んでいます。
桜新町商店街振興組合には、オリジナルのサザエさんグッズが販売されていて大人気です!
サザエさんの世界をもっと知れる!長谷川町子美術館も
また、桜新町にはサザエさんの歴史や資料を見ることができる、長谷川町子美術館があります。
長谷川町子美術館に行くまでの通りのことをサザエさん通りと呼び、「桜新町ねぶた祭」以外の日もサザエさんを存分に感じることができますよ♪
長谷川町子美術館
毎年変わる!青森とサザエさんのねぶたが楽しみな「桜新町ねぶた祭」
「桜新町ねぶた祭」は、桜新町の特徴でもあるサザエさんと、たまたま交流があった青森の伝統行事のねぶたが上手く合わさったすてきなお祭りで、小規模ですが、地元のお店や町の人が基盤となって盛り上げているという感じのとても温かい雰囲気です。
青森から届く山車も毎年変わるので、飽きないのもいいですね!