世田谷でおでかけ
経堂の地域風景資産!「長島大榎公園(ながしまおおえのきこうえん)界隈の緑」へマイナスイオンを浴びに行こう♪
先日、散歩中に街区案内図を見ていたら「長島大榎公園周辺一帯が地域風景資産である」と表記されていました。気になったので調べたところ、長島大榎公園と経堂五丁目特別保護区、この辺りの地主である長島邸の緑が一体となり、まるで森のようになっているそう。地域の方々に愛される緑豊かな風景であるため、世田谷区の地域風景資産に選定された、とのことでした。 私が住む世田谷に、地域風景資産と呼ばれるものがあることにも驚きましたし、個人宅が資産にされていることにも驚きました(笑)。 今回は、世田谷の地域風景資産に選ばれた長島大榎公園界隈を散歩してきたので、ご紹介します。
住宅街なのにマイナスイオンで満たされている!まるで別世界のような個人宅
こちらの写真の右側に映っているのが、長島邸と呼ばれる、このあたり一帯の地主さんのお宅です。かなり緑が豊かですね。自転車で下を通るときには木陰で少しうす暗くなること、ひんやりした空気になることから、まるで別世界に続くトンネルのようだ…。と、いつも感じています。
長島邸の辺りから、“地域風景資産”と呼ばれるエリアになります。この道の先に長島大榎公園と特別保護区があるので、どんどん進んでいきましょう。
住宅街の中を歩いているはずなのに、森に来たような感覚です。周辺一帯から強いマイナスイオンを感じます。
気温30度を超える暑さの中で、ここだけがひんやりとしていて、かなり心地いいです。
長島大榎公園に入る手前に、“地域風景資産 長島大榎公園界隈の緑”と表記された石柱がありました。
自分の住んでいる街にこんな素晴らしい資産があるなんて、誇りに思います!
いくつもの歴史的遺物が並んでいる、見どころ豊富な長島大榎公園
長島大榎公園に到着しました。日陰になっていて涼しさを感じますが、やぶ蚊がすごいですね。
公園の入り口付近には石碑が並んでいます。左側は北見橋改築記念道標、右側は石橋供養塔です。
供養塔は石橋にも霊魂が宿っていると考えられていることから、霊魂を供養し、安全を祈願するために建てられたものです。
長島大榎公園は、長島家が土地を寄付して作られたものだとわかる記念碑もありました。
公園名の由来となった大榎は、樹齢400年で、高さが40~50mもあったそうです。
しかし昭和45年の台風で巨木がひび割れ腐って枯れてしまい、倒れる危険性があったため根元から切り落としたと書かれています。
公園内で、大榎の切り株を見つけました。
よく見ると、実物を再現したレプリカ!実に精巧につくられていて、まったく気がつきませんでした。公園を訪れた人がベンチとして使用していて、以前、寝転んで昼寝をしている人を見かけましたよ。それほど大きい大榎だった、ということですね!
こちらは、緑の一帯と反対側の公園の入り口です。太陽の光が注がれ、榎の枝もぐんぐん伸びていますね。
日の当たる一角には花壇があり、きれいに手入れされているのがわかります。
自然に囲まれた涼しい一帯と、光を浴びた花々が咲いている花壇が同じ空間にあるのがとても不思議に感じました。
いつか敷地内を探索してみたい、特別保護区に感じる未知の魅力
そして最後に紹介するのは、経堂五丁目特別保護区です。こちらも長島家の私有地です。
フェンスで囲まれていて外から眺めることしかできませんが、年に数回の一般開放日に中に入れるそうですよ。
フェンスの向こう側に少しだけ見える特別保護区の景色です。この奥に長島家によって大切に守られてきた樹林地と、湧き水の池があるのかと思うとワクワクします。
一般開放日には必ず訪れたい場所です。
さまざまな風景を楽しみながら歩ける「長島大榎公園界隈の緑」
いつも自転車で通り過ぎていた場所が、こんなに素晴らしいところだと知り、改めて世田谷に住んでいることを誇りに感じました。
皆さんにもぜひ、この素晴らしい長島大榎公園界隈の緑を見に来てほしいです。その際は、やぶ蚊がたくさんいるので虫よけスプレーをお忘れなく!
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長島大榎公園界隈の緑
世田谷区経堂5-17-25(長島大榎公園)、世田谷区経堂5-12-13(経堂五丁目特別保護区)、世田谷区経堂5-17-21(個人宅)
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/005/002/d00038326.html