世田谷でおでかけ
子どもから大人まで楽しめる♪宮坂のホッとスペース「旧玉電車両」
最近、世田谷線の宮の坂駅近くを散歩して、久しぶりに「旧玉電車両」を訪ねてきました。 ここは、私の娘が小さい頃によく遊びに行った経堂界隈の子連れ家族お出かけスポットです。
地元住民の定番コース!世田谷八幡宮から「旧玉電車両」へ
世田谷線は、下高井戸と三軒茶屋の間を走る路面電車です。近くの歩道から電車が見えるので、子どもたちは世田谷線が大好き!
宮の坂駅周辺にはパワースポットとしても有名な世田谷八幡宮があり、お参りをして旧玉電車両で世田谷線を眺めて帰るというコースが地元の方々の定番となっているようです。
みんなが集まる癒し空間「旧玉電車両」は地元のホッとステーション
宮坂区民センター前に展示されている旧玉電車両は、本物の車体が展示されているので、近くで見るとかなりの迫力です!
この車両は別名「江ノ電601号」とも呼ばれています。電車通の方なら、この呼名の方がなじみ深いのではないでしょうか?
営業時間は9:00~17:00で、開いている時間帯は無料で自由に出入りができます。
そのため、ランチタイムには子連れの家族や会社員がのんびりしていて、午後は散歩途中の年配の方々がシートに座っておしゃべりをしている姿がみられます。
この日私が伺ったのは夕方ごろ。この時間帯には人が少なくなることもあり、車両をバックに人物撮影をするフォトグラファーもいました。
時間帯によって訪れる人、利用する目的も違っていて、宮坂の人々が気軽に足を運んでいる場所なんだとわかりますね。
車内も子どものわくわくが詰まった「旧玉電車両」
車内には、近隣の小学校の子どもたちが作成したポスターが貼ってあります。また、手すりの上部には当時の玉電の写真がずらりと並んでいますよ。
奥行きもあるので、広々としていて落ち着きます。昔懐かしい雰囲気はまるで時が止まっているかのようです。
車内からは、世田谷線の発着を眺められます。
赤、青、黄、緑の車両が行き来していて、子どもたちが「次は何色の電車かな?」とワクワクしながら待っているかわいらしい姿もありました。
玉電の歴史を振り返る、「江ノ電601号」の活躍した時代
旧玉電車両内の写真や掲示物を閲覧し、玉電が昭和の時代から地元住民に親しまれ共に歴史をつくってきたのだと知りました。娘が小さいころは車内の展示物をじっくりと読むことがなかったので、時を経て地元について知る機会ができて嬉しく感じます。
先ほど、展示されている旧玉電車両の別名は「江ノ電601号」とお伝えしましたが、その理由が掲示板で説明されています。この車両は、1925年に木製車として製造され、玉電45号として走っていました。
玉電が廃止された1969年の翌年に江ノ電601号としてデビュー。
1990年の引退後に旧玉電車両として展示され、今でも地元住民の憩いの場所として親しまれているのです。
みんなのお目当てスポット!写真撮影ができる「旧玉電車両」の車掌室
旧玉電車両を訪れる人々のお目当てが、この車掌室です!
日常的に運行中の車掌室に入れることはないので、この展示車両の車掌室は、一番の撮影スポットといえるでしょう。中には世田谷線の車掌帽をわざわざ持ってきて、写真を撮っている人も見かけます。
もちろん、子どもたちにも大人気の写真スポットです!
電車好きな人もそうでない人も楽しめる「旧玉電車両」
今回は、世田谷線の宮の坂駅すぐ隣に展示されている旧玉電車両をご紹介しました。
子育て中でも一人時間でも、自分のタイミングで楽しんだりくつろいだりできる場所なのでぜひ足を運んでみてくださいね!