世田谷でおでかけ
【終了】クラウドファンディングで実現!「経堂駅ナカ絵本交換スペース」で子育て応援
2022年の年末に経堂駅前を通りかかったとき、特急券売り場が何やら変わっていることに気づきました。 「あれ、絵本コーナーになってる?」と思ったのですが、急ぎの用事があったのでまた後日ゆっくり見に行くことにしました。
※2023年3月追記
こちらのブースは、2023年3月22日をもって終了されたようです。
特急券売り場が「経堂駅ナカ絵本交換スペース」に?!
特急券売り場が変わっていることに気づいた翌日、さっそく経堂駅に行きました。まず、特急券売り場だったスペースを自動ドアの外から眺めてみます。「駅ナカ絵本交換スペース」と書かれた水色の看板が、コの字型に並べられた本棚の上に設置されています。外からでも見えるようにかなり大きいサイズです。
中に入ると、「絵本回収BOX えほんを入れてね」と書かれた手作りのダンボールボックスが置かれています。家にある絵本をこちらのボックスに入れて、かわりに好きな本を選んで持ち帰るシステムのようです。
ふと壁に目をやると、「営業のごあんない」と書かれた掲示板がありました。
こちらのスペースは期間限定で、2022年12月23日~2023年3月22日まで開設しているとのこと。
さきほど見た回収ボックスに入っている絵本は、一度消毒をして次の日に本棚に並ぶそうです。子どもたちが触れるものなので、清潔にしてもらえるのはうれしいですね。
利用ルールにも目を通します。交換するために持ってきた冊数と同じだけ、絵本を持ち帰れるそうです!(一度に最大3冊まで)ただ絵本を置くだけでなく、交換することで地域の人々も一緒に参加できるように考えられたシステムですね。みんなを巻き込んで地域の活性化を目指すところが、さすが経堂の街だなぁと感心しました。
「経堂駅ナカ絵本交換スペース」には昔なつかしい絵本がずらり!
掲示板を読み終えてから、どんな絵本があるのかじっくり見て回りました。私が見に来た日は開設してからそれほど日にちが経っていなかったので、あまり多くの冊数はありませんでした。
しかし、私の印象に残っている本もたくさんあり、「あー、これ懐かしいなぁ。」とつぶやきながら手に取っていました。「三びきのこぶた」や「赤ずきん」は昔からある絵柄でそろっていました。「ぐるんぱのようちえん」や「ママだいすき」などの、自分が読んでいた絵本もあり、温かい気持ちになりました。
私がじっくりと絵本を見てまわっているとき、私のように偶然このスペースを見かけて入ってきた人たちが何人もいました。皆さん、思い思いに気になる本をパラパラとめくっています。
絵本というのは何歳になっても手に取ってみたくなる、魔法の本だなぁと思いました。
クラウドファンディングの支援で開設された「経堂駅ナカ絵本交換スペース」
今回、私がもう一つ興味をもったことがあります。それは、「駅ナカ絵本交換スペース」が小田急絵本交換プロジェクトとしてクラウドファンディングの支援によって開設されたということでした。
「子どもの笑顔あふれる駅をつくりたい!」という思いを持った、小田急電鉄有志が進めるこのプロジェクトは、絵本と絵本を交換できるスペースを駅の一画へ設置するプロジェクトです。
引用元:小田急の子育て応援!経堂駅に「絵本交換スペース」をつくりたい!(小田急絵本交換プロジェクト2022/11/22公開)-クラウドファンディングREADYFOR
支援総額531,000円、支援者86人でプロジェクトは成功したそうです。自分が住んでいる街で子育てを応援するために新しい試みが行われていることが、本当に誇らしいと感じました。
「経堂駅ナカ絵本交換スペース」でお気に入りの一冊が見つかるかも?
今回は、クラウドファンディングの支援で開設された「駅ナカ絵本交換スペース」をご紹介しました。クラウドファンディングが私たちの身近で行われているなんて、すてきですね!ぜひ、「駅ナカ絵本交換スペース」に立ち寄ってみてくださいね。