明るくコンパクトな店内に落ち着いた雰囲気が漂う「Coffea Funika（コフィア フニカ）」

2024年3月にオープンした「Coffea Funika（コフィア フニカ）」は席数8席とコンパクトでありながら、明るい店内に落ち着いた雰囲気の印象のお店です。

私が訪れたのは、週末日曜日の午後3時ごろ。
初めて来訪するので少し緊張しましたが、女性のスタッフさんに優しく案内していただきました。
のちほど伺ったところオーナーさんの奥さんでご夫婦2人で経営されているそうです。

お店の正面口を開けるとすぐにレジカウンターになっていて、先にオーダーして支払ういを済ませるスタイルです。

ショーケースには、数種類のおいしそうなドーナツとドリンクメニューがおかれています。

この日は注意報が出るほど暑い日だったので、ドリップのアイスコーヒーをチョイスしました。
5種類の産地の豆から、酸味と苦味のバランス表を見ながら自分好みのコーヒーを選択できます。

アイスコーヒーは、ドリップコーヒーだけでなく水出しコーヒーも提供されているので、すっきりとしたコーヒーを味わいたいならそちらを選んでみてもいいかもしれませんね。

抹茶とレモンのドーナツを一つずつオーダーし、一番奥の席に座り待つことにしました。
店内の椅子は、横長のウッド席のひじかけ部分にコンパクトなテーブルが備えられてあり、そちらに置いてイートインで楽しめるスタイルです。
荷物かごが足元にそれぞれあってお店の気配りが行き届いています。

「Coffea Funika」の店内はモダンとレトロが同居する落ち着いた空間

コンパクトな縦長の造りになっている店内は、白を基調とした木のぬくもりを感じる趣のある内装です。

内装に使われている木は、すべてではないにせよあえて古い木を活用することによって、その深みや味わいを活かしているそうです。正面入口の扉は、ヨーロッパから取り寄せた物らしくオーナーさんのこだわりを感じます。

「Coffea Funika」の若手オーナー夫婦が作る優しいコーヒーのこだわり

オーナーさんは30代で、学生時代この地域で過ごしコーヒーに関連する飲食店をいくつか経験しました。
特に岡山にあるスペシャルティコーヒーを取り扱うお店で得た知識や技術をもとに、この豪徳寺に「Coffea Funika」をオープンしました。

自家焙煎で提供されているコーヒーは、各国から仕入れている豆を優しい味わいになるよう焙煎されていて、それぞれの豆の特徴に合わせて提供するタイミングも調整しているそうです。
ドリンクメニューはコーヒー以外にも、国産ブランド茶の美濃加茂茶舗の和紅茶にほうじ茶、ジンジャーラテやクラフトジンジャーエールなど、オリジナリティあふれるメニューが魅力です。

店名の由来は温かさを表現するスワヒリ語から

お店の名前である「Coffea Funika」は、コーヒーの原産地に多いスワヒリ語。Coffeaは“コーヒー・コーヒーの木”、Funikaは“包み込む”という意味です。
Funikaをコンセプトにして店名に使ったのは、オーナーさんが五感で感じられる温かさをここ豪徳寺で表現できるのではと思ったからだそうです。

こだわりの米油と国産小麦を使用した「Coffea Funika」のドーナツ

抹茶ドーナツ

オーダーしたドーナツは、生地はふっくらもちもちで油で揚げたとは思えないほどに後味ヘルシー。
甘さ控えめなシュガーに軽やかな味わいでコーヒーとの相性も絶妙です。

レモンシュガードーナツ

今回選んだレモンシュガーは、季節限定のメニュー。
最初のひと口からモチっとした心地の良い口当たりと鼻に抜ける爽やかなレモンの香りが口の中に広がり優しいおいしさです。

ドーナツの生地には、100％国産の北海道の小麦粉に、もちもちした食感を出すためにジャガイモが練り込んであるそうです。生地は想像以上にふわふわ、もちもちで食感も楽しめます。
後味すっきりとした味わいは、アレルギーやグルテンフリーのハラール認証を取得したこだわりの米油を使用しているからだと思います。

「Coffea Funika」のコーヒーとドーナツで休憩を♪

日曜日の忙しい中オーナーさんには快く取材に応じていただきました。
30、40代の方の利用が多いそうですが、地元の方も幅広く来られるそうで、今後も地元の人気スポットになりそうな予感のするすてきなお店でした。

ヘルシーなドーナツなので小腹が空いたときの小休止におすすめです。
ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。